PFASフリー建材

PFASとは

 有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)は、主にフッ素と炭素からできた物質の総称として呼ばれています。
その種別は4700種類以上確認されています。英語では「Forever Chemicals(永久に残る化学物質)」とも呼ばれ、自然や人体の体内で分解がされにくく、一度生成されると蓄積されやすい傾向があります。その理由は、PFASを構成する炭素とフッ素の結合が、有機化学で作りだせる結合の中で最も強力なものの一つであることに由来しています。

PFASの説明用イラスト

 PFASの中で代表的なものが「PFOS・ピーフォス」と「PFOA・ピーフォア」です。PFOSと PFOAは、フライパンなどで使われ水や油をはじき、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等の特徴があります。

建築に関してPFASが及ぼす影響などはグリーン科学政策研究所さまの下記サイトに詳しく掲載されていますのでご一読ください。

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/pfoa/PFAS_in_Bldg_Matls/
2021_GSPI_Building_a_better_world.html

建材では塗料や密着性を高めるためにPFASが使用されています。

PFASフリーへのこだわり

 田中機販の取扱製品にはPFASフリーの材料を基本としています。中でもエクステリアでの採用が多い補装材にこだわっています。
エクステリアの材料ですからPFASを使用していれば雨などで土中に流れ込む可能性が大いにあり、流れ出たPFASが河川などにたどり着いた場合には飲用水への影響が出てきてしまうのです、実際に飲料水に規制がかかるニュースにもなっています。

こちらは、私がある意味好んで拝見しているNHKさまのニュースです。(米国の飲料水基準に関する話です)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230316/5090022315.html

他にも国内ですと、多摩地区の井戸水を引用されていた方のニュース
https://www.tokyo-np.co.jp/article/249985

こういったことは1940年代にPFASが開発された背景があると思います。便利なものはその裏に何かが潜んでいるものです。
田中機販で扱う補装材にはPFASフリーです。
取扱の中でも、雨水のたまらない透水性補装材「クリスタ」が最もわかりやすい材料と感じています。
バインダー は無機の材料のみで構成しております。

こちらはクリスタの大粒砂利を用いたサンプルです。高い密着性を持っています。

これからの材料選びにはPFASフリーであることがスタンダードになっていくと思います。


補装材のサンプルも多く製造しておりますので、お気軽にお問い合わせください。


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