大谷石(おおやいし)とは?
今回は大谷石のお話です。大谷石は、栃木県宇都宮市周辺で採れる火山性の石(凝灰岩)です。日本では古くから、建築や石塀、蔵などに使われてきた有名な石材です。宇都宮近辺でのお仕事の際には大谷石の蔵が大変多く見受けられなんとなく空気が清浄化されている気もします。
特徴・特性を改めてご紹介
いろいろ書いておきますが第一に日本原産であること、
そして、宇都宮市大谷町近辺でしか採掘できないことが唯一無二の特徴と思っています。
① 柔らかくて加工しやすい
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石の中では比較的柔らかく、軽いので、とても加工がしやすいです。
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職人さんが細かい模様を彫るのにも向いていたりします。
② 独特の風合いと色合い
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淡い緑がかった明るい灰色系統の色目で、温かみのある落ち着いた色が特徴です。
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表面に「スギ目」と呼ばれる木の年輪のような模様があり、自然で柔らかい印象を与えます。
③ 優れた断熱性と防音性
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小さな空気の穴がたくさんあるため、断熱性・防音性が高いです。
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夏は涼しく、冬は暖かいという性質があり、昔の蔵や建物に多く使われました。
④ 耐火性が高い
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火山灰からできているため、燃えにくく耐火性にも優れています。
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昔は「火に強い建材」として重宝されました。
⑤ 弱点:風化しやすい←この弱点をなんとかしたい方に伝えたい!
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空気中の水分や酸に弱く、長い年月で風化・崩れやすいのが欠点です。
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そのため、近年では防水・保護加工をして使うことが多くなっています。(ただし誤った防水保護は大谷石の表情を消してしまいます。)
代表的な使われ方
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宇都宮の大谷資料館(採石場跡を利用した巨大な地下空間)
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帝国ホテル旧本館(フランク・ロイド・ライト設計)にも使用されました。
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住宅の外壁・門柱・ガーデン装飾などにも人気があります。
温かみがありながら、どこか荘厳な雰囲気をもつ大谷石。
日本の伝統と自然の美しさを感じられる素材として、今も多くの人に愛されています。
ということを長々記しましたが、
田中機販では、大谷石の修景(修復)に力を入れて10年以上経過しました。
多孔質の自然石、大谷石の修景はその表情を活かさなくては意味がないと田中は思っております。
ただ保護するだけでなく、実は調色まで細かく対応しています。(そのため遠方の場合はお断りすることもあります)
ご自宅の外壁や、擁壁、土留に使用されている防塁の修復実績もあります。

これは長年の雨風ホコリで汚れカビなどがついた擁壁です。

こちらは修繕の途中ですがカビ汚れを除去し、大谷石の表情を活かす修景の様子です。
カビや劣化、崩落で困ったことがあればまずはご相談ください。



















