透水性舗装とアスファルト舗装
先日の透水性補装材の施工現場で雨水が地中(最終的には地下水へと)へ吸い込まれる面白いシーンに出会えましたので、こちらに公開いたします。
一般のご家庭の駐車場で透水性の環境舗装材料crysta(クリスタ) をご指名いただき、実際に路盤の上に施工をしていました。
クリスタは「材」そのものである細かい砂利と天然無機のバインダーで構成されていまして、「材」同士が強固に密着しています。
そうした細かな砂利の層が積層し空隙(くうげき)をつくっています。空隙は比較的多く空いておりその高い透水性と保水性、さらに多孔質な路面状況から空間の吸音性能まで有しています。この材料はエクステリアに快適な空間を作る目的で開発されています。似ていますがポーラスコンクリートとは異なります。
そんなクリスタの施工現場で、
ゲリラ豪雨とでも言いますか通り雨がきました、洗い出し作業の途中で雨宿りをしていますと、
面白いことに通常の車道になっているアスファルト舗装路には雨が当たると地面に弾け勾配に沿って表面を流れていく様子が見られるのですが、crysta(クリスタ) 洗い出し途中の駐車場では表面に雨があたっているのですが、クリスタの表層部にすうっと吸い込まれるように浸透し消えてしまいます。地中内部の排水動線は歩道(車道)路肩の方へ勾配を作り工事済みです。
これは、透水性舗装が表面に水たまりを作らない説明をわかりやすく教えてくれているなとと思いまして、思わず撮影した次第です。
言葉では説明しづらいので、その時に撮影しました動画をご覧ください。(技術解説は特にございません)
お分かりでしょうか、アスファルト舗装に降る雨は地面にぶつかり激しく跳ねている様子。一方クリスタ施工箇所は跳ねている様子も見えません(実際肉眼でも地面に近づかないと分からないほどでした)、透水性効果があることもそうなんですが、クリスタの構造の特徴である玉砂利を用いており鋭利な箇所が存在しないことも水跳ねがない要因(水はね抑制)かなと思います。これも機能の一つとして言えますね。
補足説明を入れておきます。細かい砂利が積層され強固に密着しておりますが空隙は比較的多く空いていますが強い強度を誇ります。
※クリスタの持つ保水性能(保水量)は計算し算出可能です。
この様子をご覧いただけますと、クリスタの案内でよく言っております「水たまりができない」の説明として、水が吸い込まれていきますので、もちろん水たまりができることはありませんと、エビデンスにはなるかなと思っています。クリスタは天然無機のバインダー(骨材)で構成されていますので安心してお使いいただけます。今後はコンクリート舗装路との違いなどもお見せできればいいなとも考えています。その他の特徴ですが用途として、歩道はもちろんのこと、大変な荷重のかかる車が通る車道にも使用ができます。
ご興味いただいた方にはクリスタを開設したページがございますので、是非ご覧ください。
できれば歩行していただいその設置感の違いなどもお知らせしたいのですが、まずは
クリスタの試験体としてサンプルもお届けしておりますのでお気軽にご相談ください。
単価は一般的なアスファルト舗装よりも高額になることがありますが耐久性と仕上がりの美しさで
リピートいただいております。
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